私が新聞配達を始めたのは、中学生の頃です。
専門学校時代のアルバイトを経て、
社会人として働き始めてからも、副業で新聞配達を行っていました。
新聞配達というと、「朝が早い」「移動距離が長い」など
どちらかといえばマイナスのイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし、車もほとんど通らない早朝に、新聞を抱えて走るのは
朝の清々しい空気を独り占めしているようで、
とても気持ちのいいものでした。
東京の税理士事務所に勤めた後、
地元に帰ってきた私が新聞販売店で働くことを選んだのは
長く親しんできた新聞販売の仕事を
より良いものにしていきたいと考えたからです。


2016年に所長に就任して以降、
今の時代における新聞販売店の役割とは何かを考え続けています。


お客様との距離感が近く、地域に根ざした事業であることが
新聞販売店の何よりの強み。
営業トークで購入を促す従来のやり方を見つめ直し、
お客様と従業員が、喜びと安心を感じる販売店を目指していきたいと思います。


宮崎日日新聞
日向中央販売所 所長
小野 秀一